【南の大陸:ブンデル地区&アークバル地区】
▼カバラ荒野
大陸が誕生した当時は森林広がる豊かな自然環境であったが、「知恵の樹」が創造されたことで高度文明が誕生すると開拓と知恵の樹より神の力が放たれた影響により気候変動が発生。森林は失われ、乾燥に耐えうるサボテン類(代表種:サボテンボール)などの数種のみが生育する広大な荒野となった。人々の大半が国へと移住し、荒野では少数遊牧民が暮らすのみである。
【蟻塚ショッピングモール】
荒廃とした大地に突如としてアマノジマイグアナ型蟻塚ショッピングモールが出現!?ASCとしてお使いを頼まれたアダン師弟は小人になり、案内係のプレーリードッグに乗り込む。天敵カバラアリクイはサボテン類による天然城壁によりなすすべなしであった。
*今回は天の川にちなみ、天の川で数百年ぶりに観測されたアマノジマイグアナをモデルに建築されている。星屑樹は砂漠のバラ「カバラローズ」で再現され、店内から見上げることもできるようになっている。
↑建築予定地により建物のデザインを変更するのも蟻塚ショッピングモールの名物となっている。昆虫族ならではの貴重な品物が販売され、珍品求めて客が絶えない有名なショッピングモールである。
今回は地上三階・地下一階の四階建て、専門店とレストラン街に子どもが遊べる広場や総合案内所を完備。蟻塚ショッピングモールのみで使えるポイントカードもある。サボテン類による天然要塞とカバラ荒野の砂と特殊配合の砂を混ぜた城壁、バクバラタランチュラの監視付きと防衛も徹底している。入店条件は小人サイズになること、入店推薦証が発行されていること。ちなみにASCは蟻塚ショッピングモール後援会代表のため、ASC隊員証があれば入店可能。
*キャラバン「エドモ」
昆虫族を中心にプレーリードッグとバクバラタランチュラにより構成されている。主に接客班(専門店定員の昆虫隊員)、仕入班(仕入昆虫隊員)、建築班(蟻族)、防衛班(蜂族+バクバラタランチュラ)の4つに分かれている。ちなみにプレーリードッグは全ての班に所属し、必要に応じて派遣される。仕入班が使用する魔方陣により全世界を移動し、オープン期間を過ぎると次の場所に移動する。
▼忘却の戦地
旧軍事帝国と連合国軍との大戦跡地。当時は荒野だったその場所は大戦犠牲者の墓地となり、静かに眠っている。犠牲者の魂は全て成仏しているらしい。毎年、大戦の遺族である一人のゴーストが大戦終戦記念日に花を手向けにやって来る。ゴーストは当時をこう語る。
「戦争は誰も幸せにならない。でも、辛い記憶はいつか忘れ去られて、また同じように繰り返される。この戦争も、みんなただ幸せに生きたかっただけなんだ」
当時を知る者は少なくなり、徐々に忘れ去れようとしている。当時の惨状を知ることは 出来ないが、大戦があったという事実は忘れない。
▼バーラード大学
バーラード氏により青空教室から創建された最古の大学であり学問の聖地。ASC協会と提携関係にあり、卒業生の数名がASCに所属している。
【校内案内と学部学科】
▼旧館
創建時より建設された建物。増設工事により館内は少々入り組んでいる。旧館所属学部は四年制、卒業すると「学士」が与えられる。
・文学部:歴史学科、哲学科、文学科
・理学部:生物学科(植物専攻は植物課、動物専攻は動物課)、数学科、天文学科
・芸術学部:音楽科、美術科
*旧館立入り禁止エリア
・理学部:錬金術科
→アルギス教授自薦された生徒のみ所属出来る。アダンは学士を修了していなかったがアルギス教授の申請により三回生ながら理学部生物学科植物課修了証書が発行され、上院生として所属。錬金術科最初で最後の卒業生となる。 ・知恵の樹 →立ち入り禁止エリア最奥に鎮座する。
▼新館
創建から半世紀後に建設された建物。大学卒業生が教授に就任し、より高度な学問を学ぶ場として最新の建物に建て替えが繰り返されている。新館所属学部は学士修了生のみ進学でき、二年制または三年制で卒業すると「上院生」が与えられる。
・法学部
・神学部:聖職科 →上記二つの学部は文学部卒業生のみ進学可能。
・医学部:医師科、薬学科 →理学部生物科卒業生のみ進学可能。
*理学部錬金術科は上院生に分類される。
【知恵の樹と守護神エル】
かつてはバーラード学長と亜神カヴェア(初代)が歴史的出会いを果たした場所は、世界三大樹「知恵の樹」が鎮座し守護神エルが守る大学の聖地となっている。大学都市建設により滝は干上がり赤い水(植物グラスパームによるタンニンにより水が赤くなっていた)は無くなるが、知恵の樹の花は現在も赤く咲き誇る。知恵の実を食した者には、叡智を授けられると言われているため狙う者が後を絶たなかったが、エル赴任後は狙う者はいなくなったとか。
▼電気の国「エレク」
全大陸の中で最も近代化が進んだ最先端国であり現代科学の中心国。 国の中心地に巨大な塔「中央管制塔」が存在し、塔を中心に円心状に町が形成されている。電気列車、機械仕掛けの伝書鳩など至る所に機械化が進んでいる。魔界ジ・エンドと同盟を組んでおり「古代科学」の知識も使われている。 塔の中には自動エネルギー生成装置「HEART(ハート)」が年中無休でエレク全土の電力を生成している。巨大スーパーコンピュータには自動制御システム「SAIRA(サイラ)」が搭載され、HEART及びエレクの全システムを制御・監視を行っている。スーパーコンピューターの世界「仮想世界」ではSAIRAが実体を持ち、SAIRAを介せば仮想世界内の探索が出来る。
【SAIRAの経歴】
元々はHEARTを管理するためのただのシステムで0と1で作られた存在であり、SAIRAという名前もなかった。 転機となったのが、スラム街の少年アリアスが科学者集団「エレクトロ」に加入したこと、異世界よりエレクにやってきた高性能少年型アンドロイドSOWATO(ソワト)の技術協力であった。システムをより高度なシステムに発展させ、最終的にHEART以外のシステム管理と国お抱えのエレク職員の補助を行えるレベルにする上で、二人はエレクトロに迎え入れられた。加入後、二人が主に行ったことは
・コンピューターの高性能化とサーバー増設
・国内の様子を把握するためのシステム構築し、インターネットを構築する
・インターネットを介して収集した情報を管理するクラウド(後の仮想世界)の構築
・SAIRAという名前を授け、深層強化学習を行いAI化を進め、ビジュアル化も同時に行う
・万が一に備えて安全装置の搭載とグランドマスター権限(エレクトロ所長ウェルディー)とマスター権限(アリアス)の開発 など
SAIRAの高性能化に大きく貢献し、現在は国の全システムを管理するまでに成長する。
*現在はアリアス及びSOWATOが国外渡航して以来行方不明となり、現在はウェルディーのみがSAIRAの更新を行っている。
【エレクにおけるシステム構造】
SAIRAが全システムのトップとなっており、国に関わるモノや場所などを管理するマシーンに小型AIが搭載されている。小型AIの不具合が生じた場合はインターネットを介してSAIRAが制御・強制停止などを行うシステムになってる。 仮想世界の管理もSAIRAが行っており、小型AIなどから得た情報の集積・整理を行っている。整理した情報からSAIRAが深層強化学習を起動させ自動で学習を行い、日々進化している。
*伝書鳩AIはエレクで初の小型AIだったので、アンドロイドSOWATOの名前を記念として名付けた。
【エレクトリックパレード】
▼錬金術の国「トゥータン」
錬金術師本部が設置されている錬金術発祥の国。錬金術で作られた巨大な塔を建て、内部に巨大な町を形成し、最上階は公認錬金術師が独占している。山頂は分厚い雲に覆われているため、人工太陽と月が国を照らす。カーテンは巨大スクリーンで昼間は青空、夜は天の川を映している。 血縁者と師弟を重んじ、骨すら家の一部にするとか。錬金術を学びに多くの人々が訪れるが、昔より認定錬金術師が少ないために弟子入りは困難を極める。国民は何かしらの錬金術が使え、習得術により仕事に役立てる者もいる。
▼ミューンベルグ連盟国(旧ウィンスト帝国)
戦乱期において最も最強と謳われていた旧軍事帝国。最強の軍事力を武器に中小の国々を滅ぼし、後にアークバル地区全土を手中に収め、最終的に全大陸を支配しようという方針だったとか。連盟軍との戦い破れ、連盟国が治めたことにより軍事が縮小され議会制へと変更になった。
軍事国家として栄えた要塞都市は城壁修復と物見塔と城壁増築(内部)が施され、町は城壁外部と城壁内部に別れる。内部には連盟国議事堂と国一の聖堂が中央に聳える。現在ではアークバル地区最大の国にまで回復、ASCアークバル支部局が設置されている。
▼ロストカントリー「ロンギル」
the worldにおける高度文明発祥の地とされている国。国民の中で選ばれた者だけが高度文明の謎を知り、歴史の裏舞台に暗躍したとされその者達を「真相の番人」と呼ばれている。アークバル地区の何処かに存在すると噂されているが、存在すら明らかになっていない。
*ギャング・秘密組織の拠点とされているがそれも定かではない
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