※ドンガルダ高校は様々な種族が通っているため、本名を明かす生徒は殆どいない。理由としては個人の特定を避けるための対策として、通り名やあだ名で呼び合うのが普通である。
※オウカは元より気にしていないので本名、サクラは名自体無かったためオウカが命名している。
▼学生寮「紫桜寮」メンバー
【2年生】
オウカ
学年:2-C
種族:アノイ(猫×コモンズドラゴン)
部活:天文学部、放送部(兼部)
主人公。地元の高校が同級生の喧嘩により全壊、復旧期間中は休校に。仮設高校には通わず、地元を離れてモニタが通う「ドンガルダ高校」に1年間在籍することに。
ドラゴンの馬鹿力と脚力は寮生でも1、2を争うほど。握力測定器を壊してしまうなど力加減に時折苦労している。イチゴミルクをこよなく愛し、サウンドとは「イチゴミルク同盟」を結ぶほど。学力は平均的で数学と英語がほぼ壊滅。寮母のスモークが作る食事が大好きで、体育のある曜日は大食らいになる。
みんなはみんなという主義なので、誰とでも自然に話し掛ける。ゴッティスのサクラでさへ声を掛ける中々どっしりとした性格。たまに、猫らしくモコちゃんと一緒に日向ぼっこをしたりすることも。故郷の星空が懐かしくなり、星空観測をすることが密かにブームになっている。
モニタ
学年:2-C
種族:デジラ(人間×モニター)
部活:軽音楽部
オウカとは中学生の時からの友人であり、寮生をまとめる寮長を勤めている。
デジラ仲間の能力を最大限発揮できる「共闘システム」を独自に組むなど頭脳はピカイチ。他のデジタル機器(パソコンのハードウェアなど)に接続をしてハッキングなども出来る。表情と声は全てモニターに表示される。モニターの破損や水濡れに合うと動けなくなってしまうため、スポーツには基本参加しない。食事は電気中心で普通の食事も可。モニターに消えゆく食事がどうなるかはよく分かっていない(笑)寮母スモークと会話ができる数少ない人物であり、自家発電システムの導入のお手伝いをしたとか。発電機にコンセントを指すのは日常の風景になっている。
オウカをとても尊敬しており、いじめられていたところをオウカに助けられたことがある。外見に対して強いコンプレックスを抱えていたが、オウカと過ごすうちに自身がもっと強くなろうと決意。オウカが去った後、様々な努力を重ねている努力家でもある。少々おかん気質なところもある。
サウンド
学年:2-C
種族:デジラ(人間×音声機器)
部活:軽音楽部
オウカの友人でありイチゴミルク同盟を結び、モニタとは1年生から同じクラスでデジラ仲間。
音声機器でスピーカーとボイスレコーダーによる録音と出力が得意なため、授業中の会話を録音してテスト勉強をしているとか。そのため、順位は上位。スポーツは平均的で、モニタにつるんでサボることもある。音の感度が常人離れしているため半径500m以内なら特定人物の声を拾って居場所も分かる。そのため普段はヘッドホンを付けないと雑音を拾いノイローゼ気味になる。
イチゴミルク愛はオウカとタメを張れるほど。寝癖は毎度のご愛嬌で朝食の食パン加えて登場は日常茶飯事の上で遅刻常習犯。モニタが起こして奇跡的に間に合うこともある(笑)双子の弟が居るらしいが、寮生の間ではタブーとなっている。
ライダー
学年:2ーC
種族:ヒューマニー(人間×電気)
委員会:生徒会庶務
迷子のオウカを助けた同級生。寮生唯一のライダーであり、生徒会庶務を務めている。風紀委員とは何かと行事に協力をしてもらっているため、タイム先輩とは顔見知り。
授業は生徒会権限により免除されているが、成績は常に上位でサウンドとはいい勝負。バイクが好きでツーリングに行くほどで、校内でもバイク移動をしている。バイク改造から発展して、デジラ専門の医者「リペアドクター」初級の資格を持ち、モニタ・サウンドの体調管理も合間に行なっている。
基本寡黙な性格で表情は乏しいが、オウカにバイクを褒められた時は珍しく笑ったらしい(笑)
【1年生】
ビッグ
学年:1-B
種族:シャドウ(影×巨人)
部活:家庭科部
オウカの後輩でありオウカと互角に張り合える程の力自慢の一人。ドールとは友人。
勉強は家庭科と体育がずば抜けてる。オウカと同じく握力測定器破壊の常習犯の上に、戦闘部族出身で動きが素早い。シャドウ特有の影移動が狭い範囲なら出来るが、長距離移動は苦手。両目は普段閉じており、聴覚と気配だけで行動しているが、何故そのようにしているかは不明。
のんびりで穏便な性格で少々抜けているのだが、巨体故に入学当初はドール以外の同級生には恐れられていた。しかし、ドールが怪我をした際に縫い付けを行っている光景を目撃されてからは馴染んだとか。手先の器用さを生かして家庭科部で活躍している(笑)オウカを尊敬しており、いつかこんな先輩になりたいと思っている。
ドール
学年:1-B
種族:ニューマニー(人間×人形)
部活:文芸部
オウカに懐いている後輩の1人。ビックの最初の友達。
勉強は国語と英語が得意で文章を書くのが好き。全身がぬいぐるみと変わらない素材で縫い目もしっかりしている。体育など激しい運動、雨など水関連は御法度。濡れたり破けたりすると動けなくなってしまうなど、日常生活を送るのも苦労が絶えない。室内で完結する読書が好きで、読書量は勉強家のモニタを抜くほど。部屋には常に本の山が幾つかある。
のんびり屋でおっちょこちょいな性格。それ故に怪我が多く、ビックにいつも縫い付けをしてもらっている。自分が何故このような体で生まれたのか悩んできたが、オウカに相談するうちに少しずつ向き合い始める。
オブシディアン
学年:1-D
種族:ヒューマニー(人間×超能力(サイコメトリー))
部活:帰宅部
ヘマタイトと双子の兄妹の兄、黒髪が特徴。能力発動時は髪の色が変わる。オウカは面白い先輩、ドールは不思議君で読書仲間と思っている。
生まれつき超能力の力が強く、本人しか知りえないことを言い当ててしまう事が多々あった。学校に通うようになってから毎日のように思念を音や映像などから拾うようになり、心身ともに限界を感じ不登校になる。自宅に引きこもる生活をしていたが、ヘマタイトが強引にテレポーテーションを行い、あれよあれよと寮生になった。
大人しく口数が少ない性格。頭脳明晰でモニタ自作の共闘システムを理解できるほどで、情報と社会の歴史が好きで読書家。基本寮の自室に引きこもっているが、スモークの料理と差し入れは受け取る(笑)テレパシーはヘマタイトとしか行えなかったが、ドールとの出会いにより他の人にも使えるようになった。
ヘマタイト
学年:1-D
種族:ヒューマニー(人間×超能力(テレポーテーション))
部活:放送部
オブシディアンと双子の兄妹の妹、鮮やかな赤髪が特徴。オウカは尊敬する先輩だと思っている。
オブシディアン同様生まれつき力が強く、意思に反して自身やモノがテレポートする事が多々あった。オブシディアンとは対照的に力の抑制を早くに獲得出来たため、学校生活には支障がなかった。しかし、オブシディアンの苦しみを理解できないことを長年悩んできた。状況打開のため、オブシディアンと共に高校に入学する。
社交的で誰とでも話せる性格。運動好きなので体育が得意。お昼の放送ではオウカとの掛け合いが人気(笑)オブシディアンがオウカやドールと出会って少しずつ変わってきていることを喜んでいる。テレパシーはオブシディアン以外の人にも使える。
【3年生】
タイム
学年:3ーA
種族:アノデジラ(ダークエルフ×懐中時計)
委員会:風紀副委員長
個性豊かな3年生(寮生)まとめ役で、寮生とサクラを見守るデキル先輩(オウカ談)。
生徒会と同列である風紀委員副委員長を務め、規則違反者にめっぽう厳しい委員長のストッパー的役割。成績は超優秀、抗争の仲裁を難なくこなすなど実力は折り紙付き。時を操る能力を使えるみたいだが、滅多にお目にかかれない。
冷静沈着で温厚な性格。怒ると誰も止められないという専らの噂。元々魔界出身で留学生としてこの学校にやって来たのだが、現風紀委員長に実力を買われてそのまま転校してきた。転校生のオウカに他人とは何か違うなと感じている。
シャドナ
学年:3-D
種族:ヒューマニー(人間×影)
実家が超お金持ちのお嬢様。祖先が魔界出身で代々シャドウを使い魔として契約している。
運動神経抜群でお転婆娘全開の幼少期を駆け抜け、現在もその名残が時折顔を出す(笑)使い魔のシャドウは怪我が絶えない主に肝を冷やす日々だったと語る。抜群の運動神経はバトミントン部で遺憾なく発揮され、後輩たちからは憧れの存在になっている。
頭で考えるよりまずは行動!がモットーでかなり頑固な性格。芯がかなり強く、核心を吐く発言にはタイムも舌を巻くほどでよき相談相手になっている。格の高いサクラや寮母スモークには常に敬語で話す徹底ぶりでお嬢様らしい一面も見せる。
ガキ
学年:3-B
種族:シャドウ(無×鬼火)
実体を持たぬ鬼火一族の一人。顔もないため複数の仮面を使用して、その都度出現させることで意志を伝えている。声はテレパシーの要領で特定の人物(複数人も可)に伝えている。
祖先はセウスアストラ出身で、一族自体は学校など特定の組織に属したことは一度もない閉鎖的な一族である。そんな慣習に嫌気を感じていたガキは自らの意志でドンガルダ高校に入学し、鬼火一族の存在が世界で初めて知られることとなった。入学当初は家族とは絶縁状態になったが、現在は和解し、土産を楽し気に持参して実家帰省している。
楽しい事が好きで行事の時は常にハイテンション(笑)行事参加時は体力消耗が激しいが人型の姿で参加し、抜群の運動神経を発揮する。研究を通して身に着けた舞は見る人々を圧倒するほどの技術力である。呪術に精通しており、ビックの両目に何か違和感を感じているとか。
ボーン
学年:3-A
種族:シャドウ(人間×餓者髑髏(がしゃどくろ))
右半身は人間の体で左半身は骨の体の骨人間。餓者一族の一人。
祖先はセウスアストラ出身で、現地民と交わる過程で半身骨人間の姿が一族の姿となった。鬼火一族とは違い餓者一族は社交的な一族で「見聞を広めてきなさい」と家族の勧めで入学した。入学早々に大会で骨生物(コモンズドラゴンの骨格標本)で爆走し、一躍有名人となった。
笑顔が素敵な優しい性格でタイム同様見守り隊その2(笑)骨収集と骨格標本作りが趣味だったが研究に発展し、卒業後は大学の研究機関に入所することが決まっている。餓者一族特有の傀儡術を骨格標本限定で操ることが出来るが、骨が一つでも欠けていると動かない。さらに、標本になった生物の性格や能力も再現されるため、躾が出来るかは生物自身によるところも大きい。
【その他の住人】
サクラ
種族:ゴッティス(神×紫桜)
ドンガルダ高校御神木「紫桜(しざくら)」の守護神。オウカの初友達。
ゴッティスなだけあって、実力は計り知れない。神域内では無敵の存在だが、誰かと交流を持つことは案外好き。植物を操ることにたけ、種子から巨木にするのはお手の物。植物と意思疎通が可能なとても珍しい能力の持ち主。
ドンガルダ高校創設からずっと見守っており、推定うん千歳。本人も何年生きてるかハッキリと分からない。裏門より奥にいたために他人との接触はほとんど無く、なんとも味気ない日々送っていたとか。オウカがやって来た時は相当驚いたとか。オウカ発案により、学生寮の中庭に移住。寮の守り神も担うようになる。
セウスアストラを知る数少ない人物であり、李地区白桜(しろざくら)の分枝としてこの世界に渡り、植えられて数年後に神格化した。みなが自由に生きれればそれでいいと思っており、寮生の元気な姿を見るのが一番の楽しみだとか。
スモーク&モコちゃん
種族:シングル(人間&猫)
紫桜寮寮母と紫桜寮のマスコット(笑) 家事全般はお手の物で特に料理が絶品(オウカ談)縁側から庭園望みながらの一服が何よりも楽しみ。モコの日向ぼっこの特等席で、寮生の相手も気が向いた時にやっている(笑)これといった能力は全く持ち合わせていないが、スモークから生徒に対しての差し入れ&書き置きに元気を貰う寮生は少なくない。
スモークは前職の勤務中の事故により右足を失い、仕事すら従事出来ないという劣等感と他人の視線の恐怖心により重度の対人恐怖症になる。数年引きこもりだったが、寮母の仕事を母より継ぐことになり、飼い猫のモコと共に紫桜寮で住み込みで働くようになった。
何かと苦労しているが、サクラがやって来てからは庭の手入れをしなくても良くなったとか。生徒との交流に恐怖を感じるものの、モニタとの協力のもと対人恐怖症克服に向けて受難の日々を送っている。
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