少数民族セレクション

【カザルダ地区】

▼ダンレス族

ダンレス湖を拠点に定住する湖上の民であり戦闘部族。湖上生活のため昔ながらの浮島工法にて村を形成し、船上商売と子供たちの金ダライ通学はダンレス湖の風物詩となっている。紫を基調とした衣装で仮面を着用する。紫はマンティコアの体毛を模しており男性が好んで着るようになり徐々に全体に広がったとされる。仮面は戦士と祈祷師の証、祭りの仮面は神への畏敬、葬送の仮面は故人への感謝を表している。

男児限定の戦士になるための儀式では不可侵の森に住むマンティコアに勝負を挑んだり、祈祷師になるための儀式では飲まず食わずひたすら一週間祈り続けるという独特な儀式がいくつか存在する。認められると最強の戦士にはマンティコアを模した面、最強の祈祷師には杖が授与される。

ダンレスマナティーは湖の生態系を守るため「湖の守神」、マンティコアは古来より不可侵の森の頂点に君臨する最強の動物として「戦士の戦神」として長年信仰している。守り神が亡くなると湖は赤く染まるので、村人は赤を基調とした祭事服で感謝と鎮魂祭「赤の祭(あかのまつり)」を行う。


▼アフラー族

アフラー砂漠の神の涙そばを拠点とする砂漠の民であり戦闘部族。昔は放牧を行いながら移動する生活であったが、現在の場所に定住してからはオルレア王国へと往復する商人などの護衛と運搬業を主に担っており一部の者が放牧文化を守っている。

青を基調とした衣装で顔を覆うベールを着用する。青を基調とするのはフォブロトカゲが命を賭して守る雄姿は青く輝いていたとして、戦士が好んで使用するところから全体に広がった。ベールは親から子へ受け継いだベールと生誕時に新調するベールの二種を付ける。祖先の魂を受け継ぐことで健康と繁栄を祈願し、新調したベールは次の子へと引き継がせていく。

戦士になる儀式は男女受けることができ、野生のアフラードックに勝負を挑み連れ帰れたら一人前と認められる。口輪は家系によりデザインが決まっており、族長は族長専用の口輪を付ける。認められると新調した剣が贈られる。

フォブロトカゲは神の涙を守る番人から「戦士の戦神」、聖地の神でもある水の神をアフラー族の守り神「水の守神」として長年信仰している。大洪水終息し一夜にして湖が誕生したという口伝から、湖が誕生した夜を模して黒を基調とした祭事服で水の神を讃える祭り「水の神祭」を行う。

ダンレス族とアフラー族は元々一つの戦闘部族であったとされるが、分裂してカザルダ地区に残る部族の一つとなっている。

0コメント

  • 1000 / 1000