ASC 特殊生物分類と特殊生物一覧

【ASC特殊生物分類】

ASCなどにより発見された生物であるが、生物分類学者等による分類が困難な生物をASCが集計を行い「特殊生物」と指定し、特殊生物に大枠の分類名称を「ASC特殊生物分類」として制定したもの。現在では図鑑掲載や論文作成などにおいて使用されていおり、国際的にも認められている分類名称である。 主要分類は以下の6分類。なお普通種においては生物分類学者による分類法においてより詳細に分類されており、ASCでは当分類法を採用している。

▼古生生物(こせいせいぶつ)

創世記時代から生息していたとされる生物全般。創造形成生物を含む。

▼創造形成生物(そうぞうけいせいせいぶつ)

神々が所有していた品や神々により発生した現象により誕生した生物全般。

▼異世界種(いせかいしゅ)

セウスアストラ以外の異世界から渡ってきた生物全般。現代まで自生する生物の多くは独自の進化を遂げているが、希に当時の姿で生きる生物も存在する。

→代表種:魔行植物(まこうしょくぶつ)

▼新種

普通種でもなくどの生物分類にも当てはまらない生物全般。異世界種との混交生物もこの分類に含まれる。

▼普通種

上記5分類に当てはまらない生物の総称。


また、主要6分類と合わせて以下の詳細な分類が追記されている。

▼危険生物

→注意生物(警戒レベル:低)

有用性は高いが専門知識必須の生物が指定されている。なお「特殊生物取扱士」保有者のみが取り扱うことが義務付けられており、違反者には罰金もしくは懲役刑が課せられる(代表種:バクグリ)

→要警戒生物(警戒レベル:高)

発見次第、即撤退が原則とされている生物全般。調査であっても深入りすることは好ましくない。というより、命の保証が出来ない。

▼狩猟禁止生物

保護対象生物に指定されている生物の総称。密猟や売買など禁止されており、発覚した場合には狩猟禁止生物保護法違反で逮捕となる。なお、学術研究による調査または保護の実施を該当生物に行う場合はASC本部局または支部局より許可申請が必須。

▼世界三大樹

古来より生育し且つその地域の象徴種となっている巨大樹三種の総称。


【ASC 特殊生物一覧】

▼古生生物(こせいせいぶつ)

【アマノジマイグアナ】

天の川のみ生息し数百年ぶりに観測された古代種。フォブロトカゲとは先祖が同じで水中に適応する過程で刺など短くなった。特に背中に星屑樹を自生させたアマノイグアナを「アマノジマイグアナ」と呼ばれ主食が星屑のため自生していると考えられる。 

 *星屑樹(ほしくずじゅ):天の川に流れる星屑を栄養に成長する植物の総称で天の川のみ自生する希少種。


【バクバラタランチュラ】

カバラ荒野に生息していたとされる古代種。野生種は既に絶滅しており、現在はキャラバン「エドモ」隊員として所属する一匹のみ生存確認されている。瀕死寸前のところに当時のキャラバン隊長が拾い、昆虫族と同じ体長から巨大蜘蛛へと成長。キャラバン防衛班隊長としてオープン期間中は蟻塚ショッピングモールを天敵から守り、終了後は建築ゴミ(主に土)を食してキャラバン隊全員を背に乗せる移動係を担っている。 蜘蛛の多くは昆虫食なのだがバクバラタランチュラだけ雑食で基本なんでも食せ、カバラ荒野での生存戦略の結果だとされている。


【サボテン類】

カバラ荒野が誕生した当初から姿をほとんど変えることなく生育する、サボテン類を代表する三種である。

▼ボールサボテン(円型サボテン)

半円球の形をした円型サボテンの代表種。細かく細い針であるが大変強靭な針のため、洋裁に使用する天然針として長年販売されていた。この他に武器の吹き矢の針として使用されるなど有用性が高かったようだ。枯れると乾燥して円型になり、強度の高さと形から球技用ボールとして昔からアークバル地区で使用されていることが由来となっている。

▼タカミサボテン(うちわ型サボテン)

幾重ものうちわ型のサボテンが連なるうちわ型サボテンの代表種。かぎ針状の針と赤い実を付けるのが特徴で、針は狩りや釣り針として使用され、実は貴重な食糧となっていた。現在も針や実は市場などで販売されている。記録によると高いもので5m以上の個体があったと残っており、まるで見下ろされているような様が由来とされている。

▼シルベサボテン(棒型サボテン)

棒型サボテンの代表種。とても細かい針が無数にあり、最大3mほどと現在生育するサボテン類では最大級の大きさとなっている。水分を蓄えており飲料水として飲まれている。目印のない荒野において旅人や住人の目印として活躍していることが由来となっている。

*カバラコアリクイ(普通種,生息地:カバラ荒野)

アークバル地区に生育するアリクイの一種。体毛は短く、体長が小さいのが特徴。カバラ荒野は年中暑いため熱を溜めにくくするため体毛は短くなり、数少ない岩場や植物の影に身を隠すために体長が小さくなったとされている。アリを食すことで貴重な水分と栄養を得ている。 


【ジャンバンキャット】

ノーズシュタット北方を拠点に生息、集団で身体能力抜群。知能が大変高く、人語を話せるため他種族と物々交換を行うほど。基本穏やかだが、あのシルバーウルフとバトルを繰り広げた時代もあったとか。 一番大柄で目に傷がある子が群れのリーダーでno.2は一番手前でのほほ~んな子(笑)共にシルバーウルフと戦った戦友。


【シルバーウルフ】

ノーズシュタット地区南方を拠点に生息、集団で身体能力抜群。知能は高く、人語が話せる者もいたらしい。気性が粗いため乗りこなせる者は珍しかった。ジャンバンキャットとは犬猿の仲でバトルこともあった。ビズレイユ大戦以降姿を見せなくなったが、近年は白銀の森で目撃情報が多数寄せられている。ASCノーズシュタットのロゴに起用されている。


【バルバンブー】

聖霊バルはバルバンブー誕生から数年後に誕生したとか。ガーデル帝国足元から支えている。


【ケッショウガメ(狩猟禁止生物にも指定)】

ブンデル地区地底の記憶に生息する固有種であり希少種。かつては地上にも生息していたが甲羅に形成される鉱物が高値で取引されたため減少。地底の記憶のみとなる。 主食の鉱物の種類により形成される鉱物の種類が決まり、成分鑑定を行えば実年齢推定や健康診断が可能。現段階で水晶、ダイヤモンド、翡翠、アメジスト、ルビー、サファイアが確認され、部門転換実技試験中のまりあとゆりあが同じ個体に二種類の鉱石を持つケッショウガメを初観測した(推定年齢300歳)。

最高齢は記録上で現在本部局保護センターで保護されているダイヤモンドを抱えるオスのダイヤ君1000歳(推定)。ダイヤを有するケッショウガメはダイヤ君以外観測されておらず、理由として主食であるダイヤ自体が最深部付近にしかないこと、硬度が高い分成長に必要な食事量が通常のケッショウガメ以上に必要であること考えられ、個体数が元々少ないのではかという説が有力。大人になれば敵なしの硬度を得られ、食事量も通常のケッショウガメより少なく済むようになることがダイヤ君の観測で判明している。ダイヤの中で何かしらの栄養が生成され、甲羅を通して摂取できているため食事量が減っても問題ないのだとか。


【オオケッショウガメ(絶滅)】

地底の記憶のみに生息するケッショウガメの先祖とされたが一部の骨しか発見されていなかった。全身で発見されたのは今回初で、鉱物はダイヤモンドとアメジストの2種。推定年齢1000歳越えで天敵対策の巨大なトゲと強固な甲羅が特徴。地上に生息していた可能性あり。 地底の記憶最下層にて死亡した後、体に含まれる大量の鉱物成分と鍾乳石の成分が化学反応が発生。ここでしか見られない新種鉱物の発生と腐敗により体内に空洞ができ鍾乳石の進入も加速。地底洞窟と一体化した。もしかしたら、ここの新種鉱物を食べたケッショウガメが生息する可能性がある。


【ウツロイガジュマル(左の巨樹)・フカシンガジュマル(右の巨樹)】

ツリーハウスを支える巨大な樹木で主の池の目印となっている。本来はウツロイガジュマルだけが生育していたが、不可侵の森より古来から生育するフカシンガジュマルが移ろいの森に侵入し宿主に寄生しては枯らしながら、ついに主の池にまで進出してきた。しかし、主の池に鎮座するウツロイガジュマルの生命力は尋常ではなく、フカシンガジュマルの浸食を物ともせず現在も鎮座している。セレによる調査報告によると、フカシンガジュマルの浸食は完全停止しており、ウツロイガジュマルがフカシンガジュマルを自身の一部に取り込んでしまった可能性が高いとのこと。アノカによる仮説では主の池が何か関係しているのではとされているが、現在も立証出来ていない。

↓関連植物

【ツタワタリ(つる植物)】

つる植物では最古の植物とされている。ウツロイガジュマルにのみ生育している固有種であり、ウツロイガジュマルに唯一這うことに成功した植物でもある。小さな花を咲かせる愛らしいつる植物であるが、葉の年代測定を行ったところとんでもない年齢であることが発覚した。要因を調べたところ、葉から僅かに香りがあることをアノカが発見し、分析したところ虫や鳥避け効果の高い香りであることが最近発覚した。この香りが長い年月を生きた秘訣ではないかとされている。

【トキツゲソウ(結界の中)】

主の鱗から誕生した不思議な植物。一年の決まった時だけ咲く性質から住人たちに時を知る大切な植物として大切にされおり、また生誕祭を催す目安となっている。住人たちの強い思いに感動したセレは窪みの周囲に強力な結界を施している。

*チョウモドキ(普通種,生育地:移ろいの森・不可侵の森)

食虫植物の一種で虫を捕らえる捕虫器は森に生息する蝶を模した姿となっている。基本虫を食すのだが、小鳥さえも食す獰猛な植物でもある。不可侵の森のみに生育していたが、フカシンガジュマルの進出により移ろいの森にも拡大したと思われる。


【フォブロトカゲ(絶滅)】

アフラー砂漠生息していたトカゲとしては最大級の生物。砂漠内では敵無し、当時あった塩湖の水を飲むことも出来た。遺体はミネラル豊富のため砂漠の生物の食糧となり残ることは無く、「神の涙」で発見されるまでは幻の生物とされていた。アフラー村の伝承によると自らの意志で自身の体を硬化させて塩の壁を造れるらしいが、捨て身技のため硬化した状態で死亡する。何故このような能力を得たのかは今日まで分かっていないが、一説には厳しい環境である砂漠で子孫を残すために自らが食糧になれるようにするためなのではないか?という説がある。


【ダンレスマナティー】

ダンレス湖の最大級生物であり古来から棲息する。性格は穏やかで草食だが湖底で発見された骨より昔は肉食で当時の段階でダンレス湖最大級生物であったことが判明した。無敵且つダンレス族定住により外敵が湖に来なくなったことで草食に進化したと考えられる。独特なひれはゆっくりではあるが湖底での歩行を可能にしている。

↑寄生

【パラズプランツ】

ダンレスマナティーの主食の藻類の一種であり最古の水生寄生植物。ダンレスマナティーは進化の過程で耐性を手に入れたが年を重ねると耐性が低下し、パラズプランツが体を蝕み、血を思わせる紅い花を咲かせるようになり、全て紅い花になると寄生完了。ダンレスマナティーは死亡し、遺体は苗床となり花の成分が湖に染み出し湖を赤く染め上げる。肉食獣でさえ太刀打ちできなかったダンレスマナティーを唯一死に至らせる最強植物であり別名「小さき殺し屋」と呼ばれている。


【マンティコア】

不可侵の森の動物部門頂点であり祖先はバオモンキーと同じだったとされている。バオモンキーとは正反対に巨大化と腕力の方面に進化し、サルの仲間では最大級。性格は比較的穏やかで人語を理解できる知性も持ち合わせている。戦闘好きな一面があり認めた相手には証として自身のたてがみの一部を与えて「友」と呼ぶ。同種以外で友と認められたのはカザルダ支部のドルゴ、フロウ、セレ、アノカと弟子まりあとゆりあ。たてがみはアノカは鞄、他はダンレス族のマンティコア仮面の一部に使用されている。 バクグイハエトリソウとは昔からの好敵手であり、バクグイハエトリソウの暴走を抑えることができる唯一の動物でもある。だが、互いがいることで不可侵の森の生態系維持と侵入者防止を担っていることを理解しているようではある。


【ゴクラクトンボ】

四枚の翅で飛ぶトンボで古代種。昔は李地区でも観測されたが現在は不可侵の森のみ観測されている。極楽浄土の様子を描いた古い絵巻にて、四枚の翅で飛ぶ優美なトンボが描かれており似ていることが由来。観賞用として庭園に放っていた記録も残されている。


*不可侵の森各所で見受けられる絵の具は、思考の庭より落下した神様の所有物とされるが持ち主は不明。絵の具に触れると不可思議な動植物の誕生や進化を促進するが、古代種には効果がない。生存競争に生き残りたい!と願う生物のみに効力を発揮しているのかもしれない。

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