ASC 特殊生物分類と特殊生物一覧 その2

【ASC 特殊生物一覧】

▼創造形成生物(そうぞうけいせいせいぶつ)

【思考の庭 全生物】  

→思考の種

思考の庭のみに生育する謎多き種。各種には所有者が存在し、所有者の思考が反映されるため姿形は千差万別。昔、思考の庭から持ち出しを試みた学者がいたが庭を出た直後に消滅したとか。星の神のみ所有者がだれであるか判別できる。

*狭間の森の精霊が同行しているのは師匠セレが同伴をお願いしたためです。  

→ステラ・リーフ・ドラゴン

雲海に棲息する飛行生物。元々は体長30㎝だが、神々の所持品「魔法絵の具」を浴びた数匹が巨大化しひれから絵の具が溢れ出すようになった。溢れ出した絵の具は思考の庭だけでなく、下層の不可侵の森にも影響を及ぼしている。溢れ出す絵の具の色は個体により違っており、ひれの色と同色の色であることが多い。


【移ろいの森の主】

大昔に空から飛来したガラス細工を飲み込んだ瞬間、鱗はガラス細工に施されていた色に変化し光沢を帯びた強固な鱗へ、体は巨大化し、ガラス細工が体表に現れ現在のような不思議な姿に変貌を遂げたとか。何千年、何万年と生きているうちに森の住人から主と呼ばれるようになったが特に誇ることもなく穏やかに生き続けている。主のお世話係の小魚たち(ドクターフィッシュたち)は主によって天敵から守られた恩からずっと側に仕えているとか。言葉を理解していると思われることから知能は相当高いようで、鱗は主が認めた人だけが所有を許されている。住人以外で所有しているのはセレとアノカ師弟のみである。


【ヴィセラウィッチ】

狂いの森最大級の体長を誇り、圧倒的なパワーと素早さで森誕生時から覇者として君臨している。しかし伝承でも記載は少なく幻の生物なのではと言われていた。カザルダ支部に魔導士(エレナ&ユルグ)が入隊したことで初観測に成功する。 バオモンキーのみ長年死闘を繰り広げているが、このおかげでバオモンキーが牽制されて異世界種と在来種(小型生物など)で生存できた種も多いのではとされている。実際にヒポエステス保護で森から連れ出そうとしたところをヴィセラウィチに発見され、攻撃寸前にヒポエステスが話し掛け、誤解が解けたのかヴィセラウィチが退散。独自の言語を理解する知能の高さと森の生物たちの防衛を自ら行っていることが初めて証明された。


【バクグイハエトリソウ(要警戒生物にも指定)】

不可侵の森の植物部門頂点に君臨する巨大かつ獰猛な人食い植物。餌(人含む)に対する執着心が尋常ではなく、唾液による臭いで獲物を追跡していることが最近の研究で判明した。不可侵の森上空に存在する思考の庭より落下した「思考の種」を昆虫と勘違いして食し、巨大化と移動能力を獲得し待ち伏せをするなど知性も獲得した。食虫から人喰いへと進化し、動物たちでさへ恐れる存在になり、森の侵入者を全て食い荒らしたことで立ち入り制限エリアに指定の動機にもなった。ただ、襲うのは基本動物だけなので森全体の頭数が保たれ、植物たちには有り難い存在であることは確かであり森の生態系維持には欠かせない存在といえる。マンティコアとは好敵手。


▼異世界種(いせかいしゅ)

【全ての魔行植物(まこうしょくぶつ)】

魔道の谷に隣接する狂いの森のみに生育する植物。歩行能力を有していたが元々は年間数mから数cm程しか移動出来なかった。が、その後の驚異的な進化の結果、驚異的な移動能力(数時間移動可能など)と独自の言語で会話を行うなど進化を遂げる。起源は魔界の最果テノ森。 代表種はヒポエステスなど。


【レグニ諸島 全生物】

起源は天界。雲海、ロストエデンなどから局長が連れてきた生物がほとんど。当時の姿を保っている。  

→マノー・ハオ

古代の巨大ザメは死物狂いで手に入れた食糧は誕生することなく漂流した「天使の卵」。天使と合体した不思議なサメは飛行能力を得て、雲海へと辿り着いた。その後、討伐に来たカヴェア(局長)と死闘を繰り広げ、星の神の使徒兼局長の使徒となる。 マノー・ハオは局長の使徒になった証しに局長が与えた名前。天界語でマノーは天使、ハオはサメという意味で合体しているのでマノー・ハオ。忠誠心が高く、使徒の中でもトップクラスの戦闘力を誇る。局長命令で現在はレグニ諸島の番人を務めながら海中の何処かにいる。


▼新種

【狭間の森 全生物】

森の外では生きることが出来ず、塵になって消滅する。死の神の加護の元生きる故なのか謎に包まれている。


▼危険生物名称一覧 

 ▼▼注意生物(警戒レベル:低)

【アフラードッグ】

アフラー砂漠棲息。集団で狩りを行う賢さとタフさから砂漠のギャングと呼ばれる。ただし、アフラー族との関係が長いためか人間とかは襲わないとか。


【アメジストスイレン】

移ろいの森の第一池にのみ生育している固有種。アメジストのような鮮やかな紫の花に、茎が空気を含んだ風船のように膨らみがあるのが特徴で、花を水面に出すための浮力を得るための構造となっている。その昔、主の池以外のいずれかの池で発見したプラントハンターは美しさから「アメジストスイレン」と命名して採取。本国であるオルレア王国を含め同盟国にも株を贈りものとして贈られ、それぞれの国で栽培された。見た目の美しさに最初は人々の心を癒すもともてはやされたが、脅威の繁殖力を発揮し、気付けば池を覆い尽くすまでとなり、水中に生息する生物は死に絶える「死の池」と化した。アメジストスイレンの根絶には多大な時間を要したことから別名「死の貴婦人」と呼ばれるようになった。  

現在はASCより採取・栽培及び販売・譲渡禁止生物に指定され、ASC隊員も取扱い禁止である。移ろいの森にて脅威となることなく生育していたのは、チョウトウサギなどアメジストスイレンを食す生物が複数存在するため個体数が維持されているからである。その場で生育するにはちゃんとした理由があるのだと、ASC新人教育の際に上記の昔話は必ず話されている。

*ウキスイレン(固有種で左の花)

特に害はない。通常のスイレンと同じ花を咲かせるが、葉に空気が多量に含まれておりより浮力が働く構造になっている。主の池のように水底が大変深いため、より浮力を得るために進化したと考えられる。スイレン愛好家の中に熱狂的なファンがいるが、野生種の採取は禁止されており販売されているウキスイレンは栽培されたものである。


▼▼要警戒生物(警戒レベル:高)

【サビーナ王国跡地 全生物】

凶暴且つ人喰い生物の生息が確認されている。


【バオモンキー】

不可侵の森の覇者マンティコアと同じ祖先を持ち、より要り組でいる狂いの森に適応するため小型化と手先の器用さが高くなった。小型化による力不足を補うため群れを形勢し、集団行動の統制が高い。攻撃性の高さで他生物を絶滅させていったがヴィセラウィチにより抑制されている。


▼世界三大樹

【知恵の樹:創造形成生物】

守護神は亜神エル。 大学創建に合わせて星屑を封じた石をエネルギー源に知の神と大地の神により創造された。花はタンニンの影響なのか赤い。実は、知識は1つとて同じモノはなく融合・分離・消滅など熟考の課程を体現しているため1つひとつ形状は違う。食した者には叡知が与えらるという伝承がある。アークバル地区の象徴種でもあり、バーラード大学の象徴種であることから別名「学問の樹」とも呼ばれている。


【白桜(しろざくら):古生生物】

守護神は精霊神ハヤン。人々の信仰心から精霊として誕生した後に神格化した。現在は本体から新芽が育ち、ハヤンの息子で精霊神ルーが誕生してから親子で守護神を務めている。 伝承によると知恵の樹とほぼ同年代に存在しており在来種としては植物部門最古種に指定されている。桜は年中咲き誇り、厄除けの力があるとされている。李地区の象徴種でもあり、戦禍から子供たちを守ったことから別名「幸の樹(さちのき)」と住民に愛されている。本体は白桜大学中庭で御本尊として大切に管理され、北都の白桜は接木により誕生した分身である。分身により北都の脅威である怨ノ樹の力が抑制されている。 20年前の火事により本体が消失した影響により、守護神が姿を消したうえに分身は咲く力を年々失い、怨ノ樹の脅威が増しつつある。  


【アノマリウス:古生生物】

守護神は鳥類の始祖鳥ソド。普通の鳥だったソドが神格化し長年守護神を務めていたが、力の衰えと共に現在は羽だけの姿となった。 王族がアノマリウスの根元に座る様子がよく見られたことから別名「王の傘」と呼ばれていた。ビズレイユ大戦以降行方不明となり、アダン含む調査チームにより亡国ビズレイユ王国王城中庭跡地にて500年ぶりに観測された。ビズレイユ国王精霊王とエルフの友好の証として、王城中庭に移植されていたアノマリウス(紫色)の隣りにエルフ所有アノマリウス(水色)を移植。2本の大樹が一体化し現在の姿になりビズレイユ王国の象徴となった。また、一体化した2本のアノマリウスと国王夫妻の姿を重ねた国民の間では、夫婦円満の樹として「夫婦の樹」としても愛されていたとか。


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