▼ASC(Acta Survey Corps:生物調査隊)
動植物の調査・保護を目的に活動をしている。その地域に住む住人と動植物たちの共存のため、共存のヒントを得ることも大きな目的である。
生物調査隊協会本部(ASC協会本部)は、ブンデル地区ガーデル帝国ガドナー街区に設置。本部のみで実施される、ASC認定試験の成績により合否と階級が決定する。 隊員は5つの地区(ノーズシュタット地区、カザルダ地区、ブンデル地区、アークバル地区、李地区)に振り分けられ、地区内の担当場所が決定する。決定権は各地区の支部局長が一任されている。 専属ASCorフリーASCの二タイプに別れる。専属ASCは所属国もしくは団体から報酬が支給される。フリーASCは基本担当場所の継続調査が主体になるが、依頼により地区内の別の場所に行く場合もある。 担当地区にて密猟者などを発見した際、通報または逮捕権を発動できる。逮捕などを行った際、その地区を統括している国や団体もしくは支部に送検する必要がある。
ASCにおいて約半世紀ごとに「WAASC(Wide Area Acta Survey Corps: 広域生物調査隊」結成される。幹部(本部局長・支部局長)に推薦された数名のASCで構成される。調査対象は全大陸、各地区のASCの補佐と新地開拓を目的に活動する。WAASC専用ライセンスカードがあり、カードを示せば制限区域での活動も可能である。まさに、全隊員の憧れの花形と言える。
【部門】
動植物部門(Flora and Fauna)→Ff
植物部門(Flora)→Fl
動物部門(Fauna)→Fa
*部門転換を行うときは、部門転換試験を受ける必要がある。
【階級】
上級(Senior)→Se
中級(Intermediate)→In
初級(De plano)→De
*新人育成制度(チューター制度)により、Seが指導役を担う。
*昇級は調査実績による。
【ASC独自制度】
▼協定制度
・少数民族連携協定
ASCと古来より存続する少数民族との協定。 少数民族が拠点とする地域生態系維持に貢献している例が多く、今後の生態系維持に彼らの存在が不可欠であると判断。ASCが全面的に少数民族の暮らしと地域保護を目的にエリア制度指定を行い、少数民族側は貴重な情報提供と調査協力を行っている。
現在は ノーズシュタット地区→二部族 カザルダ地区→ダンレス族、アフラー族 ブンデル地区→三部族 アークバル地区→三部族 李地区→二部族 以上の少数民族が連携協定を行っている。
▼エリアに関する制度
・変異エリア
時期により難易度が変化する区域の総称。その地域の気候に左右されることが多い。
・立ち入り制限エリア
ASC及び協力提携を組んでいる人々のみが立ち入れる区域。
【エリア難易度一覧】
立ち入り制限エリア&調査隊及びハンター推奨エリアを分かり易くするために、生物調査隊本部局(通称:ASC本部局)により制定されている。調査隊による調査を元に制定されているため変更になる場合もある。
D(最低ランク):DeASC&C級ハンター向け
↓
C
↓
B: C~BランクはInASC&B級ハンター向け。注意生物出現レベル(B~)
↓
A:要警戒生物出現レベル(A~)
↓
A+:創造形成生物が出現するレベル(A+~)
↓
S:A~SランクはSeASC&A級ハンター向け
↓
S+:S+以上は運がなければ立ち入れない。探査成功者は「勇者」と呼ばれる(笑)
↓
SS:S+~SSランクは神々の使者の居住区or神が創造したエリア
↓
SSS(最高ランク):神域or聖域と呼ばれるエリア
【ASC認定資格】
・特殊生物取扱士
注意生物の取り扱いが認められた者だけが保有する免許。動物部門・植物部門の二種類存在する。
・植物医(しょくぶつい)
植物専門の医師。植物医研修生を保有しかつ実務歴6年以上で植物医試験を受験できる。保護センターを保有する本部及びノーズシュタット支部で受験可能。
・鑑定士
遺跡から発掘された遺物鑑定のプロ。李支部および本部局にて実務歴必須。
・文化財保管管理士
遺物の保管管理専門のプロ。李支部および本部局にて実務歴必須。
▼ASC 5地区要項
5地区の支部局理念、メンバー構成などのまとめ(就任歴順)
ブンデル地区
▽本部局長 創設者 カヴェア・クー・アーナック
▽支部局所在地 ブンデル地区 ガーデル帝国ガドナー街区
▽メンバー構成 80人:カヴェア(本部局長)、調査隊員79人(Se55人、In14人、De10人/保護センター・支部局勤め含む)
▽特徴
・ASC創建当時より「個々尊重」を掲げている。そのため本部局主催の業務・行事は一部を除いて自由参加となっている。
・基本「やってみよう精神」で局長自身却下することはほとんどない。そのため、個々の判断力と行動力が高いメンバー構成になっている。
・WAASC選出人数は5地区内では最多人数を誇る。
・局長が新人に声を普通に掛けるのもあり、上下関係がそこまで厳しくなく風通しがとても良い。新人の意見でもしっかりと議題に上がりやすい環境となっている。
・植物医など特殊職業や資格保有者数最大であり学歴が大学卒数も最大。ASC最大の保護センターを保有していおり且つ最新機器が常備されている関係であると考えられる。
・クライミング技術が高いと尚良いとされている。バルバンブーなどの巨木や山脈などの高所から、地底探索の降下など高低差が激しい現場が多数あるからと考えられる。
・時折カヴェアが突然現れたり、突飛な発言をしたかと思ったら忽然と消えたり。局長の言動に対応できる柔軟性は昇進には必須である(笑)
カザルダ地区
▽支部局長 初代 ドルゴ・マファーニル(就任歴:500年)
▽支部局所在地 カザルダ地区 オルレア王国
▽メンバー構成 13人:ドルゴ(支部局長)、調査隊員12人(Se10人、In2人)
▽特徴 ・支部局創建当初から「一致団結」を掲げている。
・最小の調査隊員数であるがドルゴが厳選したメンバーのため、個々の能力の高さは他の地区隊員と引けを取らない。
・砂漠、湿地帯、密林など変化に富んだ地区のため、サバイバル能力が高いメンバー構成となっている。
・創世記メンバー・第二期メンバー全員がWAASC経験者でチューター制度がしっかりとしているからか、隊員歴1年目の新人でも成績がいつも優秀。そのため新人の地区別配属希望申請数がいつも最多数。最も狭き門と言える。
・上下関係は厳しくなく、ドルゴ自身いつも隊員たちを気にかけている。ただ、現場主義のためスパルタな一面もあり、先輩に食らいつこうという気概は必須と言える。
・資格取得、行事参加は本人任せだが、行事参加となると高い結束力で総合成績は無視できない高さを叩き出す。少人数ならではの結束力と言える。
・ドルゴの言動は局長に次いで支部局長たちでも読めないと言われており、ドルゴの思考と言動を汲み取る理解力と行動力が昇進において必須である(笑)
李地区
▽支部局長 初代 奏夜(就任歴:450年)
▽支部局所在地 李地区 北都鳥ノ区
▽メンバー構成 46人:奏夜(支部局長)、調査隊員45人(Se30人、In13人、De2人)
▽特徴 ・支部局創建当初より「温故知新」を掲げている。
・他地区出身者、李地区出身者が半々。古きと新しさを取り入れ、より良いものへという貪欲さの高いメンバー構成となっている。
・他地区から李地区へ移る隊員も多く、理由としては李地区の独自の文化と歴史がよいとか。受け入れ態勢が最もしっかりとしていることが伺える。
・李地区の住人は元々閉鎖的な国民性のため、5地区内では最も交流が取りづらい地区。李地区を希望する隊員は所属前に、ASC本部局にて「李地区講座」の受講と試験合格が必須。
・上下関係は厳しく、スパルタ教育で有名。その分、年長組に褒められるとめっちゃ嬉しいらしい(笑)厳しさの中に優しさもある年長組は大変尊敬されているとか。
・歴史的建造物や遺物が発見される場合もあるため、考古学者など学者も隊員としている。
・ご長寿が多いので会話がループしやすい(笑)奏夜も時折ループしていることがある。ある意味忍耐力が昇進には必須(笑)
ノーズシュタット地区
▽支部局長 2代目 ユフィー(就任歴:250年)
▽支部局所在地 ノーズシュタット地区 アルベイユ王国
▽メンバー構成 65人:ユフィー(支部局長)、調査隊員54人(Se45人、In5人、De4人/保護センター・支部局勤め含む)
▽特徴 ・支部局創建当初より「雪国魂」を掲げている。
・年中銀世界の地区のため極寒耐性が高いメンバーで構成され、ユフィー含め地元出身者が大多数を占めている。
・ブンデル地区に次いで大きい保護センターを保有しており、メンバー数も2番目に多い。
・隊員同士のコミュニケーションは密で連携はピカイチ。雪国ならではの「共助」が根付いており、仲間意識がとても高い。
・上下関係が厳しい一面があるが、一瞬の判断が雪国では即命取りになることを隊員がよく理解出来ているため。ただ、新人の意見が通らない訳ではなく、その場で最善となれば採用される。
・雪国使用の特殊な道具や服装等必要なため、特殊職業「防寒道具士」や「そり士」など雪国ならではの職人も多数隊員として活躍している。
・雪山登山、雪国生活経験者が尚良いとされている。
・ユフィー自身がはっきりと言う性格のため、昇進の際には発言に耐えうる忍耐力と対応力は必須(笑)
アークバル地区
▽支部局長 5代目 ドゥルシバ・イスカード(就任歴:5年)
▽支部局所在地 ミューンベルグ連盟国
▽メンバー構成 27人:ドゥルシバ(支部局長)、調査隊員26人(Se26人)
▽特徴 ・ドゥルシバ就任時より「野心上等」を掲げている。
・カザルダ地区に次いで小規模であるが、前任者による内輪揉めにより空中分解となった上に次の支部局長が決定するまでの空白期間が長かったのが原因。新人はおらず、説得に応じたSe隊員のみ残る形となった。
・ドゥルシバ就任により再建はほぼ完了したため、新人隊員受け入れを再開している。
・古来より内戦多発地区のため戦闘能力が高いメンバー構成となっている。ドゥルシバ自身もだが過去にギャグや軍などの出身者が多く、故郷がアークバル地区内の国々の隊員が多い。
・上下関係は意外と厳しくなく、ドゥルシバに対してため口の隊員いる。ドゥルシバ自身隊員たちを尊重しているのが大きい。だが、戦闘になるととてつもない結束力を発揮する。隊員たちがドゥルシバに信頼と尊敬を抱いている何よりの証拠といえる。
・荒野が広がる地区のためジープなど車両操縦、護身用の武器管理・修理を担当する専門隊員もいる。
・ドゥルシバ自身あまり多くを語らないが上昇志向が非常に強いため、その意を汲めて行動できるかが昇進に必須である。
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