【錬金術の歴史】
魔界発祥の魔法が伝来し、アークバル地区エレク発祥の科学がそれぞれがセウスアストラにおいて融合し、トゥータンにて錬金術として誕生した。
その歴史は長く、創世記時代にてバーラード大学第一期生卒業生「ユビートス(初代学長の弟子の一人)」が確立したとされている。ユビートスは魔法と科学という相反する二つの長所を取り入れ、新たな技術を生み出すことを生涯をかけて取り組み続け、故郷トゥータンにて完成させた。ユビートスは錬金術師本部を発足して初代本部長に就任、錬金術発展に貢献した。
錬金術の最終目的は不老不死を得ることができる「賢者の石」の錬成成功であり、初代より歴代本部長は生涯をかけて完成させようとしたが、未だに成功できていない。しかし、大戦動乱期時代において現本部長ルーバスと公認錬金術アルギスの二人の天才錬金術師が揃い、長年の夢であった賢者の石が完成するかと思われた。が、アルギスが謎の失踪をしたために現在も完成には至っていない。アルギスが完成されたレシピを所持しているのではとまことしやかな噂はされているが、真相は闇の中である。
【錬金術について】
魔法において基本はゼロまたは無の状態からあらゆる現象(自然現象や治癒など)や召喚を人為的にその場で発生させる術の一つで精霊が起こす現象が発祥ある。そのため、魔導士本人の魔力など力量による差が顕著にでるものでる。
しかし、錬金術おいて基本はイチから新たなモノ(無機物、有機物など)を生み出す術である。 錬金術により新たなモノを生み出すために必要なのが「錬金レシピ」である。錬金術師はこの錬金レシピを完成させるために存在すると言っても過言ではない。よって錬金術師に求められる素養は
錬金レシピを作成するための「創造力」 + 錬金レシピを完成させるための「忍耐力」 =錬金レシピ完成!! に尽きる。
創造力は完成品のイメージができるか、忍耐力は完成まで長時間を要し且つ完成するまで何度も調整できるかが問われる。
ちなみに魔力は必須ではないく、完成するまでの過程(融合・再結合など)を省略させることができるか否かの違いしかない。過程を省略できるため多くのモノを生成できるという利点はあるため、元々魔力が少ないアノカは魔力補強のため「魔力石(魔力を閉じ込めた特殊な石)」を素材として追加している。また、錬成より難易度が高度になるが、錬成品を元の素材に戻すことも可能ではあるが、錬金レシピの手順を元に正確に逆の手順を行わないと成功しない。そのため不可能な場合が多い。
【錬金術の道具】
【錬金術師(旧国家錬金術師)について】
錬金術による文明の発展が目的であったが、アークバル地区全土を巻き込んだ「カバル大戦」の引き金になったこともあり、戦後暫くは錬金術の使用が全大陸で禁止になった。その後は復活し、平和的利用を掲げている。現在は30名のみ錬金術師に認定されている。
伝承は師弟関係による直伝がほとんどであり、トゥータンの錬金術師本部が実施する認定試験の成績により合否と階級が決まる。国や団体に所属する専属錬金術師が一般的であり、公認錬金術師の中で未所属だったのはアノカの師匠であるアルギスのみであった。ちなみにアノカとアノカの弟子であるゆりあは認定試験を受けていないので公認錬金術師ではない。
師匠が弟子を一人前だと認定すると錬金術師ネームを師匠が与える仕来たりとなっており、アルギスは死に際にアノカに錬金術師ネームを与えた。
階級 上級(archio'ter os)→ar:高等レシピおよび新レシピを作れる錬金術師
中級(endi'ameso Ep'ipedo)→en
初級(stoichei'odes ep'ipedo)→st
*昇級は実績による。
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